第16回 EURO J-CUP 結果報告
- FK Tamashi
- 2018年7月3日
- 読了時間: 4分
6月30日にワールドカップで盛り上げるロシアを一旦離れ、Euro J-Cup@Parisに参戦して参りました。
欧州各国の日本人駐在員サッカーチームが参加する今回第16回目の歴史ある大会で、
我々が一年間の活動の中で最重視している大会です。

我々タマシーにとっては不運な事にモスクワ日本人学校の運動会と日程が重なってしまい参加出叶わなかったメンバーも多数いましたが、大会に向けて遠征への参加・不参加を問わず所属するメンバー全員がチーム一丸となって日々の練習・合宿に取り組み、大会の連覇に向けて挑みました。
今大会の参加チームは20チーム。予選リーグを勝ち抜いた8チームが決勝トーナメント、その他12チームは順位決定トーナメントを戦うという方式で行われます。
タマシーはグループ3。FC GATZ(デュッセルドルフ)、Dubai Blue(ドバイ)との3チーム総当りで、決勝トーナメントへの出場権1枠を争いました。
【 グループリーグ 1回戦 vs FC GATZ 】 0-1 敗
(得点者;なし)
なんとしても、勝ち点を取りたい試合。初戦という事もあり、互いに主導権を握らせまいとロングボールの応酬が続き、なかなか形を作れず。中盤になり徐々にタマシーが押し込む場面を作る事が出来始めた頃、右サイドで相手ボールとなりカウンターの形で痛恨の失点。残り時間を必死で攻めるも相手ゴールは割れず、勝ち点を奪えず。
【 グループリーグ 2回戦 vs Dubai blue 】 0-3 敗
(得点者;なし)
既に同リーグ他チームの試合結果から、決勝トーナメントに進出する事が不可能な事が
わかっていた状況での2試合目。相手は今年4月に遠征をして決勝戦延長PKで敗戦をしている中東王者。振り返ると、気持ちの切り替え、と簡単に言っても、消化試合という事でどこかで心が折れていたのかもしれません。1人1人のレベルでは微妙な差が、チーム全体だと大きな差となり、球際での1歩だったり、切り替えの早さだったり、に現れてしまっていたように感じます。終わってみれば、結果は0-3の敗戦。決勝トーナメントはDubai Blueが進出する事に。
2連敗、無得点4失点という結果に、昼食休憩時はさすがに雰囲気が暗くなる。
でも、このままじゃ終われないのは誰もが分かっていましたし、モスクワ残留メンバーにも合わせる顔が無い。絶対に順位決定トーナメントで優勝しよう、と再度気合を入れなおす。
【 順位決定トーナメント 1回戦 vs FC LOS VIEJOS 】2-0 勝
(得点者:内山、宮川)
1回戦の相手は昨年決勝トーナメントまで進出しているFC LOS VIEJOS。
とにかく序盤から圧倒するつもりで前線から激しくプレッシャーをかける。
そして、2試合無得点の不穏な雰囲気を吹き飛ばしたのは、「ウッチーのモスクワ生活」でお馴染みの内山選手の先制弾。明らかにこの一発でチームの雰囲気は変わりました。その後も押せ押せムードの状況下、相手DF裏に放りこんだボールに対して、宮川選手が豪快なダイレクトシュートで追加点を奪う。その後、安定したDFの守りにより無失点で見事に順位決定トーナメント1回戦を突破する。
【 順位決定トーナメント 2回戦 vs Japon de Bruxelles FC 】 2-0 勝
(得点者:宮川、吉良)
前試合の勢いそのままに、序盤前線からのハイプレスで主導権を握る。
中盤の球際での攻防にも競り勝ち、相手が押し込まれていく。
試合開始4分、ロングボールを相手DFラインとGKの間に放り込む。相手がどちらがクリアするか微妙なラインで、もたついている間に宮川選手がかっさらい、そのままゴール!前試合の華麗なゴールに続き、今後は泥臭い本来の彼らしいゴールでした。
その後相手が立て直す間も無く、右サイドで得たFKを、HC湯浅選手がピンポイントでゴール前に放り込み、SHC吉良選手がヘディングで叩き込み、追加点!
これで勝負あり。その後もスコアは動くことなく、2-0で勝利し、順位決定トーナメント決勝に駒を進める。
【順位決定トーナメント 決勝戦 vs FC Gats 】 0-0 (延長PK戦 0-1) 敗
(得点者;なし)
順位決定トーナメント決勝戦は、グループリーグで敗戦したGATSとの再戦。
この事からも、如何にグループリーグが死の組だったかという事が分かります。
お互い1日の激闘を通じスタミナは消耗していたものの、タマシーの足は止まらない。
相手に一度は決定機を作られ、弾丸シュートを枠内に飛ばされるも、長谷川選手がファインセーブ!互いに最後まで集中力は切らさず、前後半15分ずつ戦った結果スコアレスドロー。
そして、順位決定トーナメント決勝戦はPK戦に。
結果は残念ながら、負けてしまいました。結果20チーム中10位でした。
今大会では改めてEURO-Jは甘くないとつくづく思い知らされる大会になりました。
しかし、グループリーグで2連敗と苦しいスタートとなりましたが、そこから気持ちを切り替えて順位トーナメントに挑めた事は、タマシーらしさを出せたのではないかと思います。
来年も我々はEURO J-CUPに挑もうと考えています。
この悔しい思いを胸に、来年より良い順位になれるように、タマシーらしく頑張っていこうと思います。応援頂きました皆様、誠にありがとうございました。

そして最後に。
今大会を運営頂きました関係者の皆様。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

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